カカオ発の新素材、大阪万博で活用

「ベジタブルコンクリート！！」

カカオハスクとは？

チョコレートの原料であるカカオは、実際にチョコレートになる部分は、豆の発酵を助ける果肉（カカオパルプ）を含めても全体の3割程度。廃棄されるカカオ豆の皮「カカオハスク」の量は、日本だけでも年間約5000トンとのことだ。各企業がその有効利用を試みているが、「チョコレートの明治」も例外ではない。カカオハスクから作られる「ベジタブルコンクリート」を関西・大阪万博で利用する計画に協賛することになった。

明治は、2022年、廃棄される部分が多いカカオを丸ごと使い切り、カカオの価値を高めて生産農家に還元することを目標に「ひらけ、カカオ。」プロジェクトを発足し、さらに2023年、食品以外のカカオ製品のブランド「CACAO STYLE」を立ち上げてカカオの廃棄物を使った商品開発を進めている。その一環として、食品廃棄物から新素材を作る東京大学発スタートアップfabula（ファーブラ）と共同開発したカオハスクのベジタブルコンクリートが、関西・大阪万博会場の「ギャラリーwest」の屋根材に採用された。

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ベジタブルコンクリートとは？

fabulaが開発するベジタブルコンクリートは、食品廃棄物を乾燥、粉砕して熱圧縮して作られる。たとえば白菜を材料としたベジタブルコンクリートは、通常のコンクリートの4倍の曲げ強度があるという優れたものだ。厚さ5ミリで30キログラムの荷重に耐えられる。材料によって強度ばかりか、色や感触や「香り」が違うが、それらを組み合わせることで、さまざまな特徴の素材ができるという。今回、それが関西・大阪万博の建物に採用され、その建材としての可能性が試されることになる。

カカオの栄養素

カカオは非常に栄養価が高く、多くの栄養素が含まれています。

1. ポリフェノール　　 カカオには豊富な量のポリフェノールが含まれており、特にフラボノイドが注目されています。フラボノイドには抗酸化作用があり、健康に良い影響を与える可能性があります。

2.ミネラル　　 カカオにはマグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。特にマグネシウムは神経や筋肉の機能に重要です。

3.*ビタミン　　カカオにはビタミンEやビタミンB群（特にナイアシンとリボフラビン）が含まれています。これらは体内の代謝を支援し、健康的な皮膚や神経機能の維持に役立ちます。

4.*食物繊維　　カカオには食物繊維が豊富に含まれており、腸の健康をサポートする役割があります。

5. カカオバター　　カカオから取れるカカオバターには、健康的な脂肪酸が含まれています。

これらの栄養素は、カカオの摂取が心血管の健康や炎症の軽減、血糖値の改善に寄与する可能性があることを示唆しています。ただし、カカオを摂取する際は、加糖や添加物が多く含まれるチョコレート製品とは異なり、できるだけ純粋なカカオや高品質のカカオ製品を選ぶことが推奨されます。

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カカオの興味

カカオに関する興味深い事実をいくつか紹介しますね！

1. 天然のエナジードリンク　　古代マヤ文明では、カカオを使った飲み物は力強いエナジードリンクとして知られていました。戦士や長距離ランナーが、カカオを摂取してエネルギーを補給していたと言われています。

2. チョコレートの歴史的な高価さ　　中世ヨーロッパでは、チョコレートは非常に高価で贅沢な品でした。一部の貴族や富裕層だけが楽しむことができる特別なお菓子であり、贈り物としても非常に価値があったそうです。

3. カカオのビーンバッグ　　 カカオの豆は、現代のビーンバッグの中に使用されています。これはカカオの豆が自然に柔らかく、適度な弾力性があり、快適な座り心地を提供するためです。

4. カカオの木の特徴　　 カカオの木は非常に繊細で、乾燥した気候や風に弱いため、適切な気候と土壌が必要です。通常は熱帯や亜熱帯の湿潤な地域で育てられます。

5. カカオのカフェイン　　カカオにはカフェインが含まれていますが、コーヒーや紅茶に比べると少ない量です。しかし、カカオに含まれるテオブロミンという成分も刺激効果があります。

これらは、カカオが私たちの歴史と文化の中でどれだけ重要な役割を果たしてきたかを示しています。

カカオから作られるさまざまな製品や食品

1. **チョコレート　 最も有名なカカオの製品であり、カカオ豆から精製されたカカオバターとカカオマス（チョコレートリキュール）を基にして作られます。砂糖や乳製品を加えることで、さまざまな種類のチョコレートが作られます。

2. **カカオバター　カカオ豆から抽出される脂肪です。食品や化粧品の製造に使用され、保湿や香り付けの目的で利用されます。

3. **カカオパウダー　カカオ豆を乾燥させて粉砕したもので、主に料理やお菓子の材料として使用されます。ダークチョコレートの原料としても重要です。

4. **カカオニブ　カカオ豆を乾燥させて殻を取り除き、そのままの状態で小さなかたまりにしたものです。健康食品やスナックとして食べられることがあります。

5. **カカオティー　 カカオの豆皮を乾燥させてティーバッグにしたもので、カフェインや抗酸化物質を含んでいます。健康効果が期待されています。

6. **カカオハニー  カカオの花の蜜を収穫して作られる希少なハチミツです。カカオの花の甘く豊かな香りが特徴です。

これらの製品は、カカオの豊かな栄養価や風味を活かしてさまざまな用途に使われており、世界中で愛されています。

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